葬儀の準備・基礎知識

オンライン葬儀の費用はいくら?香典はどう受け取る?

新しい生活様式に対応したものとして話題になっている「オンライン葬儀」

実は最近になって提案されたものではなく、15年前からあったのはご存知ですか?この記事では、オンライン葬儀のメリット・デメリット、流れや費用、よくある疑問について紹介していきます。

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オンライン葬儀とは?

その名の通り、葬儀の大体のことをオンラインで行う葬儀です。

元々は遠方に住んでいて参列ができない親族を対象に提案されたものでした。葬儀の様子やお坊さんが読経するシーンを動画配信サイトで見て葬儀に参列したり、訃報もSNSで送ります。

そのため、インターネット環境と親族の同意が必要です。

オンライン葬儀のメリット

インターネット環境と通信機器があればどこでも葬儀に参加できる

インターネット環境と通信機器(パソコンやスマートフォン等)さえあれば、どこからでもオンライン葬儀に参加できます。

「地方で葬儀が執り行われるが、なかなか都合が合わず参加できそうにない」という方や、「葬儀に参列したことによってクラスターは発生するのが怖い」といった方にはおすすめです。実際に参列しない事によって、三密は避けられるでしょう。

マナーや服装に配慮する必要がない

斎場に足を運び参列する形のお葬式ではないなので、マナーや服装に過度に配慮する必要がありません。例えば、喪服を揃えたり実際に焼香するわけでもないということがあげられます。

ただし、会場と参列者が双方で様子が確認できる場合は、ある程度は整えておくようにしましょう。あくまでも葬儀なので、カジュアルすぎる服装や騒ぎ立てることは避けましょう。

状況に左右されない

現在、新型コロナウイルスの感染が危ぶまれたりしています。そういった状況においても左右されないのがオンライン葬儀の魅力の一つでもあります。

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オンライン葬儀のデメリット

親族からの理解を得るのが難しい

今まで葬儀とは違い、インターネットを通じた葬儀になります。一般的な葬儀に慣れている親族からしますとなかなか受け入れにくいかもしれません。

2018年の調査によりますと、70%以上の方がオンライン葬儀について難色を示していました。

ですが現在は新型コロナウイルスの流行で参列を断る人がいるのも事実です。こういった状況もありますので、全く受け入れられないとも言えないでしょう。

インターネット環境が必要

オンライン葬儀にはインターネット環境があるのがまず大前提です。高齢者の親族にはインターネットに疎くてわからない方もいます。

また、オンライン中継の場合は回線状況によっては途切れ途切れになってしまったり中断されてしまうこともあり得ます。

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オンライン葬儀の流れ

流れ

オンライン葬儀の基本的な流れは、通常の葬儀とあまり変わりません。

①葬儀社に依頼

まずは依頼する葬儀社に「オンライン葬儀に対応できるのか」を確認してみましょう。

オンライン葬儀に対応できるかは葬儀社のホームページに掲載されている場合もありますが、直接問い合わせしてみることがおすすめです。

また、葬儀に関するポータルサイトでもオンライン葬儀に対応した葬儀社を探すこともできます。

ポータルサイトを活用することにより、簡単に葬儀社を探せるようになります。

②事務的な手続き

まず亡くなったら診断書が必要です。病院でなくなった場合は死亡診断書、自宅などで亡くなった場合は死体検案書が必要になってきます。

死亡届など必要な書類を用意し区役所に行って火葬許可証を発行してもらいます。この辺の手続きは通常の葬儀と一緒です。

③親族に確認をとる

オンラインで行う葬儀なので親族に連絡し了承を取ります。また「インターネット環境が整っているのか」「パソコンがあるか」の確認もとる必要があります。

オンライン葬儀を行うと決まった場合、葬儀の知らせは通常の方式で行うところもあれば、SNSを通して知らせたりする方法を採用している葬儀社もあります。

葬儀社によって変わってきますので、問い合わせる際に確認しておくといいかもしれません。

④オンライン葬儀の開始

葬儀当日は、喪主は一般的な葬儀と変わらずに進行していきます。

会食は基本的には行ないませんが、オンライン接続をして会食をし故人を偲ぶといった事をするケースもあるようです。

⑤納棺・火葬・収骨

この点は、普通の葬儀と変わらずに行ないます。

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オンライン葬儀の費用

オンライン葬儀の費用について、通常の葬儀と比較してみました。

  一般的な葬儀 オンライン葬儀 備考
オンライン対応費用 葬儀社に要問合せ
会場費用 一般的には10万円前後
祭壇費用 祭壇は30万~60万 生花は20万前後
お布施 読経をお願いする場合はお布施が必要
会場返礼品・香典返し 参列してもらい香典を受け取る場合は必要
会食費用 会食しない場合でも僧侶に御膳料は払う

お布施、香典に関しましてはその人次第で変わってきます。ですが、香典も受け取り読経もしてもらう場合、規模によっては一般的な葬儀とあまり費用が変わらないかもしれません。

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オンライン葬儀のQ&A

他の人に葬儀は見られない?

ほとんどの場合、限定公開のリンクURLやQRコードを葬儀社から喪主におくり喪主が親族に教える形になります。

なので、検索で引っかかったりして見ず知らずの人が見ることは基本的にはありませんので安心してください。ですがURLやQRコードの扱いには注意しましょう。

焼香はできる?

オンライン葬儀なので、焼香をあげるのは難しいかと思います。最近では、ドライブスルー方式の焼香を採用している葬儀社もでてきました。

高齢の親族でもセッティングは簡単?

あらかじめインターネット環境が整っていてパソコンなどの通信機器がある場合は、セッティングにあまり時間はかからないかと思います。

普段からインターネットを使う遺族の方なら大丈夫かと思いますが、あまり使い慣れていない方は電話でフォローしてあげるといいと思います。

香典・供物はどうする?

香典を受け取る場合は、親族に現金書留で送ってもらいましょう。供物につきましては、オンラインショップや葬儀社に問い合わせれば対応してくださると思います。

また、銀行振込に対応しているケースもあります。

オンライン葬儀は後で見られる?

葬儀社がどの動画配信サイトを使用して配信するかによって後で見ることができるか変わってきます。葬儀社に問い合わせてみてください。

まとめ

  • オンライン葬儀は15年前からあるが、新型コロナの流行をきっかけに注目され始めた
  • インターネット環境と通信機器があるのが大前提
  • 費用は普通の葬儀とあまり変わらない

オンライン葬儀が15年前からあった葬儀というのは驚きですね。従来の方法と異なった葬儀のため、親族からの理解が得られにくいかもしれません。

費用も一般的な葬儀とあまり変わらないかもしれませんが、新型コロナウイルスの流行で参列を断る人にとっては画期的な葬儀だと思います。

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  • この記事を書いた人

浅田 尚行

「終活を身近に」を目標に掲げ、ライフエンディングに関するあらゆる疑問や不安を解消し、メリットやデメリットを分かりやすくお伝えすることで、新たな一歩を後押ししています。誰もが安心して未来を考えられるよう、わかりやすさと心に寄り添う情報提供を大切にしています。【資格:終活ガイド資格1級、3級ファイナンシャル・プランニング技能士】

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