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互助会に加入すると葬儀費用はいくら安くなる?全額まかなえる?

互助会 葬儀費用

葬儀費用を抑えたいとお考えの方にとって、互助会への加入は有力な選択肢の一つに感じられるかもしれません。しかし、本当に互助会がお得なのか、その費用対効果を正確に把握することは大切です。

この記事では、互助会に加入した場合に葬儀費用がどれくらい安くなるのか、具体的な事例を交えて詳しく解説します。互助会の仕組みと、費用を賢く抑えるためのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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互助会とは?

互助会とは

互助会とは、将来の結婚式やお葬式などの冠婚葬祭に備えて、毎月一定額を積み立てていく会員システムのことです。積み立てた費用は、割引価格でサービスを利用できる特典として還元されます。互助会の費用についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。

保険とは異なり、積立金が直接戻ってくるわけではありませんが、提携施設や飲食店での割引など、葬儀や結婚式以外の場面でも利用できる点が特徴です。多くの方がこのサービスに魅力を感じていらっしゃいます。

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互助会で葬儀費用はいくら安くなる?

安い

互助会に加入すると、葬儀費用は通常価格よりも安くなると期待されますが、必ずしも全ての費用をカバーできるわけではありません。多くの場合、追加費用が発生する可能性を考慮しておく必要があります。

葬儀費用は主に、葬儀一式費用、飲食接待費用、僧侶へのお布施、施設使用料などで構成されます。互助会の割引が適用される項目とそうでない項目があるため、全体でいくら安くなるかを確認することが重要です。

葬儀費用の内訳

  • 葬儀一式費用
  • 飲食接待費用
  • 僧侶へのお布施
  • 施設使用料

互助会会員の場合、主に「葬儀一式費用」と「施設使用料」の一部が会員価格で利用できます。しかし、飲食接待費用やお布施は割引対象外となるケースがほとんどです。葬儀費用全般について詳しく知りたい方は、葬儀費用の解説記事も参考にしてください。

そのため、互助会に加入していても、トータルで見た葬儀費用が必ずしも安くなるとは限りません。場合によっては、非会員の葬儀社を利用した方が費用を抑えられるケースも存在します。

とある互助会葬儀社の葬儀費用

とある互助会葬儀社の葬儀費用

ここでは、ある互助会葬儀社の具体的な費用例をご紹介します。一般価格と会員価格を比較し、互助会加入が費用にどのような影響を与えるのかを具体的に見ていきましょう。

以下の表は、一般的な葬儀プランにおける費用内訳と、それぞれの価格差を示しています。この事例を通じて、互助会の費用体系への理解を深めていただけます

 一般価格会員価格
葬儀一式374,000円264,000円
施設使用料やその他費用258,500円165,000円
料理や返礼品など
(参列者15人、親族10人の場合)
96,800円96,800円
合計費用729,300円525,800円

この互助会の積立費用は、月々2,000円を120回積み立てると完納額24万円になります。さらに、利用時には消費税分の24,000円が加算され、合計で264,000円を互助会に支払うことになります。

しかし、上記の表を見ると、一般価格と会員価格の合計費用差は「203,500円」です。このケースでは、互助会に加入することで結果的に「60,500円」の損が生じてしまうことが分かります。

互助会がお得になる例は?

では、どのようなケースで互助会が本当にお得になるのでしょうか。実は、より豪華な葬儀プランを選択した場合に、互助会のメリットが大きくなる傾向があります。

次の例では、この互助会葬儀社の最も高額なプランで比較した場合の費用を見ていきましょう。一般価格と会員価格の差に注目してください。

一般価格「2,775,300円」

会員価格「2,202,200円」

この最も高いプランの場合、一般価格と会員価格の差額は「573,100円」になります。この計算に基づくと、互助会に加入していた方が「309,100円」もお得になることが分かります。

高いプランであるほど互助会はお得になる

高いプランであるほど互助会はお得になる

実際の割引額は、個別の葬儀社の見積もりを確認しないと断定できません。しかし、一般的には高額で豪華な葬儀プランを選ぶほど、互助会会員価格の割引額が大きくなる傾向が見られます。

そのため、華やかなお葬式をご希望される方にとって、互助会への加入は費用面でメリットがあると言えるでしょう。ご自身の要望と照らし合わせて検討することが大切です。

互助会は元々の葬儀費用が高い

互助会葬儀社は元々の葬儀費用が高い

互助会運営の葬儀社は、多くの場合、提示される元の葬儀費用が比較的高く設定されている傾向にあります。この点は、加入を検討する上で重要なポイントです。

例えば「通常100万円のサービスが会員なら50万円に割引」と聞くとお得に感じるかもしれませんが、そのサービスの本来の価値が50万円である可能性も考えられます。互助会の費用と特典について理解を深めることも大切です。

そのため、互助会だけでなく通常の葬儀社からも見積もりをもらい、両者を比較検討することをおすすめします。客観的な視点で最も納得のいく選択をしましょう。

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互助会に入らずに葬儀費用を抑える方法

葬儀費用を安く抑える

互助会は豪華な葬儀で割引率が高まる傾向がありますが、一般的な葬儀を考えている場合は、互助会に加入しない方が費用を抑えられる可能性があります。他の選択肢も検討することが重要です。

国内には約5,000社もの葬儀社が存在し、価格競争が活発です。事前に資料請求するだけで割引が適用されたり、少額の会員費用で大幅な割引が受けられる葬儀社もあります。葬儀を安くする方法については、こちらの記事も参考になります。

そのため、「互助会葬儀社のところで絶対に葬儀をあげたい」という強い要望がなければ、互助会ではなく通常の葬儀社から検討を進めることをおすすめします。≫葬儀社をランキングから探す

互助会の葬儀費用まとめ

互助会 葬儀費用

この記事では、互助会に加入した場合の葬儀費用について詳しく解説してきました。互助会のメリットとデメリットを理解し、賢い選択をするためのポイントをまとめます。

ご自身の葬儀に対する要望や予算に合わせて、最も適した方法を選ぶことが大切です。後悔のない選択をするためにも、ぜひこのまとめをご活用ください。

ポイント

  • 互助会会員は、高いプランになるほど割引額が大きくなる
  • 互助会に加入しないほうが安い場合もある
  • 豪華な葬儀を希望でなければ、通常の葬儀社がおすすめ

互助会への加入を検討されている方は、一度立ち止まってご自身の状況と照らし合わせ、慎重に判断することが重要です。この記事で解説した情報を参考に、多角的に検討してみてください。

互助会だけでなく、通常の葬儀社からも見積もりを取り寄せることを強くおすすめします。これにより、提示されたサービスと価格が適切であるかを比較検討し、後悔のない選択が可能になります。≫葬儀社をランキングから探す

  • この記事を書いた人

浅田 尚行

「終活を身近に」を目標に掲げ、ライフエンディングに関するあらゆる疑問や不安を解消し、メリットやデメリットを分かりやすくお伝えすることで、新たな一歩を後押ししています。誰もが安心して未来を考えられるよう、わかりやすさと心に寄り添う情報提供を大切にしています。【資格:終活ガイド資格1級、3級ファイナンシャル・プランニング技能士】

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