
「親の余命が残りわずかと知らされた」
その時あなたは『何をするべきか、何ができるか』きっと深く悩むことでしょう。悩む以前にあなたは今、気分だけが鉛のように重く、何もかも手に付かない。気が抜けてぼんやりとした状況に陥っている方もいるかもしれません。
ただ、世の中には事故や災害によって、家族を突然失う方も大勢います。「親と一緒にいられる時間が多少なりとも残されているのは、ある意味幸せ」と考えることもできるのかもしれません。

しかし、「親が余命宣告され、これからどうしたらいいのか」といくら悩んでも明確な答えは見つからないでしょう。
そこで「仕事は休職した方がいいか」「余命宣告されてから準備できること」などまとめました。親が余命宣告されてどうすればいいのか参考になれば嬉しいです。
記事の内容
- 仕事は休職・転職するべきか
- 親が余命宣告され、わずかな時間でできること
- 旅立つまでに準備しておくべき4つのこと
親が余命宣告されたら仕事は休職した方がいい?
「仕事を休職したい」
親の看病をするため、仕事を休職するべきか迷うと思います。特に兄弟や他に頼れる家族がいない場合は、休職するべきか真剣に考えるはずです。
しかし、もし休職してしまうと親は「自分のせいで子どもに迷惑をかけている」と感じるかもしれません。それが親の精神的負担になることも。
そのため、入院していて差し迫った状況でなければ、常時付き添いが必要ということはありません。休職するのであれば容態が悪くなってしまった時でも遅くはありません。
いつも通り仕事をしながら、仕事の合間にお見舞いや看病に訪れる。そうしたほうがきっと親も安心するでしょう。

気持ちの面でも「特別」よりも「日常」を心がけることで、親もあなたも心穏やかに過ごせると思います。
もし本当に休職が必要になったら、その時は会社に相談しましょう。会社によっては、休職以外に「在宅ワーク」という選択肢もあるかもしれません。今後の生活のことも考えて、あなたにとって負担が少ない方法を選びましょう。
容態が悪くなってしまった場合に備えて、こちらもご参考ください。
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休職できない場合、会社を転職するべき?

もしも会社の融通が利かずに休職や在宅ワークも厳しい場合は「転職」も考えなくてはなりません。また、親が遠方に住んでいる場合も、自分以外に誰も診ることができない場合は転職も選択肢の1つとなります。
しかし、転職は金銭的かつ精神的に大きな負担となるので、可能であれば避けたほうがいいでしょう。親としても子供が転職してしまうと精神的負担になることも。
「上司や同僚」「兄弟やご家族」に相談しても協力してもらえない場合は「行政(地域包括支援センター)」に相談してみましょう。それでも転職以外どうすることもできなければ転職を考えましょう。
親が余命宣告されて、わずかな時間でできること

親が余命宣告されてからも、わずかな時間でできることはいくつもあります。
- 主治医に相談して、無理のない範囲で温泉や旅行に行く
- 普段あまり家族全員が揃う機会がないのであれば、家族で食事をするだけでも思い出に
- 親の望みを聞いて、叶えてあげる
どこに行くでも、何をするわけでもなく、ただ一緒にいてあげるだけでも貴重な時間です。また、親が残された家族のことを心配しないよう、あなたが自立することで安心すると思います。
そして、親のことばかりではなく『あなたが後悔しないためにはどうすればいいか』もよく考えましょう。
- 余命宣告されるまで親孝行の一つもできなかった
- ろくに感謝の気持ちを言葉で伝えることができなかった
- 孫と過ごす時間をもっと多く作ってあげればよかった
私の場合は、死去からすでに2年近く経った今でもこのように後悔しています。親もあなたも悔いが残らぬよう、限られた時間の中でできる限りのことをしてあげてください。
旅立つまでに準備しておくべきこと

親が余命宣告された現実から目を背けてばかりでは、いずれ後悔する時が必ず来ます。
「あの時、ああしておけば良かった」
「あれもこれもわからない、どうしよう」
そのように後悔しないよう準備を進めていかなければいけません。
ここからは、親が余命宣告されてから旅立つまでに準備しておくべき4つのことを紹介します。決して焦らずに、親族と相談しながら少しずつ準備を進めていきましょう。
準備1:財産や形見分けを聞いておく

『財産』は遠回しにでも聞いて、必ず把握しておかなければいけません。
「どの銀行に口座があるのか」
「通帳はどこにあるのか」
など直接聞かなければわかりませんよね。
口座も1つや2つではなく、複数あるかもしれません。預貯金以外にも、現金、生命保険、有価証券、価値の高い絵画、骨董品、時計や宝飾品など。特に生命保険は加入者から請求しないとそのままなことが多く、「もらえるはずの保険金がもらえなかった」ということにもなりかねません。
また、形見分けは『誰に何をあげたらいいのか』を聞いておきましょう。もし価値の高い物を知らずにあげてしまったり、逆に価値の無い物をあげてしまったら迷惑がられることも。
余命宣告された親から財産について聞くのは気が引けるかもしれません。ですが、わからないままでは後になってあなたが苦労します。残された家族が路頭に迷う姿を、親は決して見たくないでしょう。
準備2:檀家についてお寺に相談

檀家になりたいのであれば、早めにお寺さんに相談しておきましょう。
- 入檀するための条件や費用
- お墓を建てる場所
など、あらかじめ確認しておく必要があります。
>>檀家になるには?費用はいくら?檀家になるメリット・デメリット
この時に必然的にお葬式のことも依頼できるので、その後の流れがとてもスムーズに。
ちなみに、お墓を建てるタイミングに決まりはないので急ぐ必要はありません。優先順位を後にして、落ち着いた時に考えれば大丈夫です。
準備3:必要となる作業や手続きを確認

旅立たれた直後には、速やかに行わなければいけないことがあります。
- 通夜・葬儀・告別式の手配
- 親族や関係者への連絡
他にも以下の手続きが早急に必要です。
- 死亡診断書・死体検案書の手配
- 死亡届の提出
- 火葬許可申請書の提出
- 年金受給停止の手続き
- 世帯主変更届けの提出
- 健康保険証の返却・資格喪失届けの提出
これらについても事前に把握しておきましょう。何をすればいいのかわからず不安な場合は、信頼のできる葬儀社を見つけて相談しておくことで、一つ一つ丁寧に教えてくれるので安心できますよ。
準備4:葬儀について決めておく

- 葬儀を行う斎場
- 葬儀の形式(一般葬や家族葬など)
- 葬儀の予算
上記のことをできるだけ明確にしておきましょう。
「お葬式の良し悪しは葬儀社で9割決まる」と言われるほど、葬儀社選びは重要です。どの葬儀社に依頼するかによって、葬儀費用も全く違います。
「まだお葬式のことは考えられない」と現実から目を背け、もしもの時が来てから葬儀社を探すのでは、納得いく葬儀は行なえません。
後悔しないためにも、早い時期から余裕を持って葬儀社を検討し、葬儀の準備を少しずつ進めていきましょう。
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まとめ

まとめ
- 差し迫った状況でなければ、常時の付き添いは必要ない
- 親が余命宣告されたら、できる限りのことをする
- 「財産や形見分け」を必ず聞いておく
- 檀家になりたい方は、早めにお寺に相談
- 必要となる作業や手続きを確認しておく
- 信頼できる葬儀社を見つける
親が余命宣告されても、残りの時間を悔いが残らぬよう行動。そして旅立たれてから焦らないためにも、気になる葬儀社を見つけたら資料や見積もりを取り寄せて、早め早めに準備していきましょう。