「格安葬儀プランでお葬式をしたい」
「でもネットで評判を調べてみると、悪い口コミやトラブルになった話もあるし・・・」
「やっぱり、地元の葬儀社に依頼した方がいいのだろうか・・・」
今あなたを悩ませているであろう格安の葬儀プランは、近年マスコミで取り上げられたりネット上で大々的に集客していることなどから、その存在は広く世間に知れ渡るようになりました。
「全国対応」「受注件数○○万件」「お客様満足度○○%」などの言葉が示す通り、日本全国の至るところで多くの人たちに利用されています。「頼んで良かった」や「満足している」など、良い口コミが多く見られることも事実です。
その一方で冒頭にもあるように、悪い口コミやトラブルが少なからず目に付くのも、おそらくあなたが感じている通りだと思います。
このページでは、格安葬儀の仕組みやトラブルの原因、利用する際の注意点をまとめました。
後悔せずに格安の葬儀プランを利用するのは、決して簡単なことではありません。だからこそ何も考えずに即決だけはしないように、格安葬儀についてよく確認しておきましょう。
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格安葬儀プランにありがちな悪い口コミ
では具体的に格安の葬儀プランにはどのようなトラブルや悪い口コミが見られるのでしょうか。
ここでは、代表的なものを6つ紹介します。
- 葬儀施工を他の葬儀社に丸投げされた。
- オペレーターへの不満(事務的・心がこもっていない・現場のことを把握していない)
- 打ち合わせ担当者への不満(全般的に説明不足・やたらオプションを勧めてくる)
- 葬儀担当者への不満(服装、態度、言葉遣いが気になる・対応が雑)
- 葬儀自体に関する不満(担当者が足りていない・担当者が不在の時があった)
- 料金に関する不満(想定外の追加料金を請求された・見積もりと実際の金額が大きく違った)
他にも細かいことは色々ありますが、主には上の6つにほぼ集約されます。
ただ、「やっぱり格安の葬儀プランはダメなのか」と決めつけることではなく、その原因がどこにあるのかを考えることが重要です。
格安の葬儀プランは、文字通りその「安さ」が大きな魅力です。利用者の中には安さだけでなく、内容的にも満足している人がいることにも目を向けるべきです。
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意外に知られていない格安葬儀プランの仕組み
「葬儀施工を他の葬儀社に丸投げされた」
これは格安葬儀プランを利用した人にありがちな悪い口コミです。なぜこのような口コミになってしまったかというと、格安葬儀について多くの方が勘違いされているからです。
それは、格安葬儀の多くは、それを運営している会社(以下:運営者)が提携先の葬儀社(以下:提携先)を紹介することで成り立っているビジネスだということ。
つまり、はじめに電話などでやり取りをする会社と実際にお葬式を施工する葬儀社は、全く別物だということです。
もし、このシステムに不安を感じるのであれば、全てを自社で行う葬儀社にすることをおすすめします。
あくまで一般論ですが、全てを自社で行う葬儀社の方がサービスや品質の面で期待が持てることは間違いありません。
格安葬儀とは、文字通り低価格を実現するためにサービスや物品などを必要最小限に抑えたプランです。提携先は、基本的にはそのプラン通りにお葬式を施工しますが、それでは得られる利益は知れてるはずです。さらには運営者にバックしなければならないのです。
であれば当然、お葬式はそれなりになると考えた方がいいと思います。だからといって一概に「格安葬儀はダメだ」とはならないのですが、そのような背景があることは理解しておきましょう。
また、全てを自社で行う葬儀社であれば、やり取りがその葬儀社と利用者の二者だけで完結するのに対し、格安葬儀プランは運営者、提携先、利用者の三者間でのやり取りになるため、その三者間での認識のズレや連携のミスが原因でトラブルに発展することはよくあります。
では、具体的に何が原因で、どんなトラブルが起きやすいのか?次の項で説明します。
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格安葬儀のトラブルの原因
悪い口コミを注意深く見ていくと、トラブルの原因も色々なところにあることに気付きました。決して運営者や提携先だけの問題ではなく、中には利用者に問題があると思われるケースも少なくありません。
それら具体例について、以下に運営者、提携先、利用者のそれぞれの立場ごとにまとめてみました。
運営者の問題点
「安さ」を売りにするあまり、料金に関するトラブルが後を絶ちません。その原因の1つは、運営者による料金表示が利用者に対し誤解を与えているケースが挙げられます。
実際、過去に大手数社が立て続けに消費者庁から景品表示法違反を指摘され、措置命令がくだされたことがありました。当時、追加料金が発生するにも関わらず「追加料金一切不要」や「定額」などと謳っていたことが、色々なところで問題視されていました。
現在は改善が進み、法に触れるような表示は一切されていませんが、それでも「表示が小さい」や「わかりにくい」など、まだまだ利用者にとって不都合な点は多く見られます。
有名なところでは「小さなお葬式」が景品表示法の違反を指摘された過去があります。(現在は法律に則った料金表示をされている全く問題のない葬儀社です)
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料金に関するトラブルの他には、オペレーターの対応のまずさが指摘されるケースが目立ちます。特に提携先と利用者の間で何らかのトラブルが生じた際に、オペーレーターに相談しても満足な対応をしてもらえないことは覚悟しておいた方がいいでしょう。
あくまで、格安葬儀の運営者は提携先を紹介する立場に過ぎず、現場のことは提携先と利用者とで解決しなければいけません。
運営者は、日頃から提携先に対する教育や指導、意思の疎通などを意識しているとは思います。しかし、それは完璧ではないので悪い口コミにつながることもあるのでしょう。
提携先の葬儀社の問題点
提携先の葬儀社は、格安の葬儀プランで決められた通りにお葬式を施工しても、決して儲かりません。
そのため、「できることならあれこれとオプションを付けて、お葬式の単価を上げたい」というのが本音です。提携先もあくまで商売としてやっているので、赤字になってまで人手や手間をかけることは不可能なはずです。
仮に自社のお葬式と格安の葬儀プランのお葬式が同じ日に入っていたとして、両方に十分なサービスを提供できる余裕がなかったとしたら、どちらを優先するかは言うまでもないでしょう。そのような提携先の事情は、おそらくどこも似たり寄ったりではないでしょうか。
ただ、それでもできる範囲で、利用者のことを想って心を込めて対応してくれる提携先は良い葬儀社だといえます。儲からなくてもオプションの提案をあえてせずに、利用者の希望通りになるように努めてくれる提携先はいい葬儀社です。
ただ、残念ながらそのような提携先が全てではありません。良い葬儀社とは決して言えないような提携先も、口コミを見る限り少なくはないようです。
利用者の問題点
利用者にも問題があるというのは、少し酷かもしれません。ただ、事前の準備を何もせずに後悔のないお葬式にしたいというなら、それは運に任せる以外に方法はありません。
- 格安葬儀について何も調べたことがない
- お葬式について何の知識もない
- お葬式に対してコレといった想いがない
このような状態では、むしろ格安の葬儀プランで後悔しない方がおかしいといっても過言ではありません。
これは何も格安葬儀に限ったことではありませんが、お葬式で後悔しないためには、「こうしたいという自分なりの想いを持つこと」「葬儀社について事前によく調べておくこと」の2つがとても重要であることは間違いありません。
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格安葬儀を検討する際の注意点
- なぜ格安の葬儀プランを利用したいのか
- どんなお葬式にしたいのか
この2つについて、よく考えることから始めてみましょう。
どんなお葬式にしたいのか、ザックリとしたイメージだけでも問題ありません。そして、あなたの意向が次の2つに合致するなら、格安葬儀を検討する価値は大いにあると思います。
「お葬式は必要最小限にこだわりたい」
「どうしてもお葬式にお金をかけられない」
なんとなくそう思う程度なら、格安葬儀はやめておいた方がいいと思います。必要最小限のことしかしない、お金をかけない、という強い想いがなければ、格安の葬儀プランのメリットを活かせないからです。
想いが弱いと、葬儀社の言われるままにオプションを付けて「葬儀代が高額になってしまった」なんてことにも。世間体や見栄えも気にするなら、もっと他に良い選択肢があるかもしれません。
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良い格安葬儀社の見つけ方
格安の葬儀プランを検討する際は、1社だけでなく複数の葬儀社を検討しましょう。
複数社から資料や見積もりを取り寄せて比較し、不明な点や心配なことは電話相談するのが最も早くて確実な解決方法です。その際の対応の良し悪しも貴重な判断材料となるはずです。
そして、忘れてはならないのは、提携先の葬儀社(実際にお葬式を施工する葬儀社)のチェックです。提携先の評判は、できる限り調べておく必要があります。
もし提携先の評判がわからない、そもそもどの提携先がお葬式を施工するのか全くわからない場合、お葬式の成否はほぼ「運次第」と言わざるを得ません。それなりのリスクを覚悟する必要があります。
提携先を調べる方法
- 「葬儀予定の地域」を伝え、提携先の葬儀社がどこになるのか聞く
- (教えてくれた場合)その葬儀社の評判をネットで調べる
- (教えてくれなかった場合)その地域の葬儀社を「地域名 葬儀社」で全て調べる
- 葬儀社の評判が悪い場合は変えてもらう、または別の会社を検討する
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格安葬儀まとめ
格安葬儀プランについて、一概に良いとも悪いとも決めつけることはできません。評価は利用する人それぞれが決めることだからです。これは全ての葬儀社に言えることで、仮に地元の葬儀社を選んでも後悔することもあることを覚悟しておきましょう。
いずれにしても、お葬式で大切なことは「こうしたい」という想いを持つこと。そして、葬儀社について事前によく調べておくことです。くれぐれも、後悔だけはしないように、早めの準備を心掛けましょう。
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