終活の一環、あるいはもしもの時の準備として、近年エンディングノートの注目度が上がっています。誰もがスマホを持つ時代になった今、アプリでもエンディングノートを作成可能です。
そこで今回は、エンディングノートのおすすめアプリと、アプリで作成するメリットとデメリット、どんな人におすすめかを紹介します。
アプリでエンディングノートを作成してみたい方は、この記事でご自分に合ったアプリを見つけてみてください。
アプリのエンディングノート(終活ノート)とは?
エンディングノートは本やノートに書き込むといったイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ですが、スマホアプリでもエンディングノートを作成できます。ご自身のスマホにデータとして残るので、手書きのエンディングノートとは異なり、高額な費用を課金しないと開示できないアプリもあるので注意が必要です。
どういった形でエンディングノートを残したいのかよく考えた上で、アプリで作るのか、それとも手書きで作るのか、ご自身に合った形で作成してみてください。
「そもそもエンディングノートってなに?」という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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エンディングノートとは?書く理由やメリット・デメリットを紹介
最近「終活」といった自分の将来に関する事を考える人が増えています。そこで話題になっているものが「エンディングノート」です。 名前からしてあま ...
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無料のおすすめエンディングノートアプリ
エンディングノートを無料ダウンロードできるおすすめのアプリを紹介します。
Android版・iOS版両方で展開しているアプリ
ARDENT WISH INC.
100年ノート
生活総合雑誌「はいから」の編集部が手掛けたアプリ
- シニア向けに音声や画像でも簡単に保存ができるようになっている
- もしもの時に情報を開示したい人を最大3人まで指定が可能
- アイコンや大きい文字を使い見やすく使いやすい仕様
利用自体は無料だが作成、情報開示料として3万円(税別)かかる
Hirofumi Fukumoto
税理士事務所が作ったエンディングノート
相続に必要なものをアプリに凝縮
- もしものときに備えて必要な情報を書き込める税理士事務所が作ったアプリ
- 入力したデータは自動的に保存される仕組みになっており安心
- 文字や入力する幅が小さいので老眼の方は見にくい
相続に関するしっかりしたサポートが必要と感じた方は別途顧問税理士の費用がかかる
NextDoor.Inc
エターナルメッセージ
動画や写真もアプリで残せる
- 思い出やイベントなどその時の出来事を写真で残せる
- 家族に向けたメッセージを動画で登録ができる
- エンディングノートに関する項目も充実し、質問に回答する形式になっている
家族が開示したいとなったときも開示費用はかからない
materialize LLC.
自分史年表
人生の節目の記録をしっかりと残したい方向け
- 操作もわかりやすく、写真と一緒に記録を残すことができる
- 入力した日付を元に、自動で年表に反映
- 0歳から自動カウントされ細かく記録できる
エンディングノートとしての機能はないので他のものほ併用して使うのがおすすめ
iOS版のみで展開しているアプリ
Company Information
エンディングノート:デジタル遺品整理
機密保持のために通信機能がなくても使用できるアプリ
- ネット通信がなくても利用できる仕様になっているため外部に情報漏えいする心配がない
- 家族がみたい時に情報を見ることができる
- SNSやサイトに登録しているIDやパスワードを一括管理ができる
もしスマホやアプリに不具合が起きてしまった場合データが消えてしまう可能性がある
アプリのダウンロードはこちら
OneWorld Co., Ltd.
終活ノート
基本的な情報を書き残しておけるエンディングノート
- アイコンやレイアウトを工夫して見やすさと使いやすさを追求
- 4桁のパスワードで個人情報も保護
- シンプルなエンディングノートが欲しい方におすすめ
利用規約がNot Foundになっていたりいきなり伏せ字になっていたりと気になる方には向かないかも
アプリのダウンロードはこちら
Android版のみで展開しているアプリ
leadlife k.k
生前整理アプリ
無料会員と有料会員で使える機能が異なる
- トップページは見やすいレイアウトになっている
- 無料会員の場合、自分に関する項目のみ入力が可能
- 有料会員になると各分野の専門家への相談体制が整っている
無料版 | 有料版(月額980円) |
・お薬手帳の情報が登録できる ・専門家を交えた掲示板の利用ができる ・自分に関する情報が登録できる ・自分の仕事や家のこと、宝物やコレクションなども記入できる ・免許証など身分証に関する項目も入力が可能 ・指紋認証に対応 |
・管理できる分野が自分に関する事以外に増やすことができる(相続/葬儀など) ・情報を開示したい人を設定できる ・項目を埋めるだけで簡単にエンディングノートが作成できる ・大切な情報を保管してもらえる ・指紋認証のほかにも認証方法がありセキュリティ面でも安心 ・写真、ビデオ、音声が保存できるようになる |
有料版のおすすめエンディングノートアプリ
こちらでは、有料版のアプリ(購入時に料金が発生するアプリです)を紹介します。
enaksoft.com
【120円】エンディングノート(iOS版のみ)
エンディングノートのアプリの中で評価が高い
- 全体的にシンプルな作りになっている
- 6つのカテゴリーに設定され、項目ごとに細かく入力ができる仕組み
- 日常生活としての備忘録としても
アプリのダウンロードはこちら
Spears co.,Ltd.
【110円】e記録(終活)(Android版のみ)
基本的な項目は充実
- アプリ内で情報が保持できるので外部に漏洩する心配なし
- エンディングノートの項目に加えて、日記をつけることも可能
- エンディングノートでも基本的な項目は充実しており、操作も簡単
NTTファイナンス株式会社
【月額300円】楽クラライフノート(Android・iOS)
大手企業NTTが運営しているので安心
- 項目は、健康・介護・相続・葬儀と墓・契約サービスの5項目とシンプル
- 口座やクレジットカードを登録するだけで、毎月の支出や収入が一目でわかり、将来の資産予測も可能に
- 家族の連絡先を登録することによって、ノートに書いた情報を共有でき、他のアプリにはなかった家系図も作れる
アプリでエンディングノートを作成するメリット・デメリット
アプリでエンディングノートを作成する上でメリットとデメリットを紹介します。
アプリのエンディングノートのメリット
メリット
- どこにいても思いついたらすぐに書き込める
- 写真・動画・音声も記録ができる(アプリによって異なる)
- 基本的には費用がかからない(一部有料のものもあり)
- 修正が簡単
紙媒体のものと違って、書きたいと思った時にアプリであれば気軽に書き込める点が利点です。また、紙媒体には残しにくい動画や音声・写真をデータとして残すこともできます。
紙媒体で書いたものを一回修正する場合、修正液や消しゴムで消したりと手間がかかりますが、アプリで行う場合は簡単に修正できます。
アプリのエンディングノートのデメリット
デメリット
- サービスが終了することがある
- 無料版だと使える機能が少ない・広告表示がある
- パスワードを忘れてしまうとログインできなくなる
- 使い方の説明や解説がないアプリもある
最大のデメリットは、アプリを提供している会社が突然サービスを終了する可能性があることです。実際に、Android版のアプリ「エンディングノート ~絆~」やiOS版のアプリ「ウケツグ」というアプリがありましたが、現在インストールができない状態となっています。
また無料版の場合、使える機能が限られていたり広告表示が多くて鬱陶しく感じるかもしれません。
他にも、パスワードを忘れてしまった場合にログインできなくなってしまうことや、アプリで管理していることを親族に話しておかないともしもの時に見れない可能性も出てきます。
さらに、市販のエンディングノートには書き方の解説が付いているものが多いのですが、アプリだと解説がないものも。人によっては使い慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
エンディングノートのアプリはこんな方におすすめ
エンディングノートをアプリで作成するのはこんな方におすすめです。
おすすめの人
- 普段からスマホを使い慣れている方
- 思いついた時にすぐに書き込んでおきたい方
- 動画や音声データをエンディングノートで管理したい方
普段からスマホを利用していらっしゃる方で、文字入力が苦ではない方や基本的な使い方がわかる方におすすめです。文字入力が苦手な方でもしっかりと入力できるのなら大丈夫です。
また、思いついた時にすぐに書き込んでおきたい方や書いておかないと忘れてしまう方も、アプリであればどこにいても記入できるのでアプリが向いているかもしれません。
音声データや動画をCD・DVDにダビングするのが面倒だという方にもおすすめです。
まとめ
メリット
- どこにいても思いついたらすぐに書き込める
- 写真・動画・音声も記録ができる(アプリによって異なる)
- 基本的には費用がかからない(一部有料のものもあり)
- 修正が簡単
デメリット
- サービスが終了することがある
- 無料版だと使える機能が少ない・広告表示がある
- パスワードを忘れてしまうとログインできなくなる
- 使い方の説明や解説がないアプリもある
おすすめの人
- 普段からスマホを使い慣れている方
- 思いついた時にすぐに書き込んでおきたい方
- 動画や音声データをエンディングノートで管理したい方
今回はエンディングノートを作成できるアプリを紹介しました。
人によってはアプリよりも紙媒体でのエンディングノートの方が向いている方も多いので、紙媒体のものと比較してみることもおすすめです。紙媒体で人気のエンディングノートはこちらをご覧ください。
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