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互助会はやばい?勧誘手口・断り方・勧誘を受けた方の口コミ

互助会 勧誘手口

葬儀や結婚式を会員価格で利用できる互助会ですが、互助会の勧誘員は厳しいノルマを課せられているため、あらゆる手段で加入を促してきます。

そこで今回は、どのような言葉で勧誘してくるのか、そしてどのように断ればいいのかを詳しく解説します。互助会の勧誘を受けても適切に対処できるよう、具体的な勧誘手口と対策方法を確認しておきましょう。

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互助会とは何か?基本的な仕組みを理解しよう

互助会

互助会とは、お金を積み立てておくことで葬儀や結婚式を割引価格で利用できるサービスです。加入者は会員価格で冠婚葬祭サービスを利用できるため、親族の将来を考えて加入を検討される方が多くいらっしゃいます。

ただし、積み立てたお金だけでは葬儀費用は完全にはまかなえません。会員価格で利用できるという仕組みなので、実際には追加費用が必要になることがほとんどです。また、年々新規の加入者は減少傾向にあり、そのため訪問や電話、店先での積極的な勧誘が頻繁に行われています。互助会の仕組みについて詳しく理解しておくことが重要です。

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互助会の悪質な勧誘手口と効果的な断り方

勧誘

互助会の勧誘では様々な手口が使われます。具体的な勧誘パターンを知ることで適切に対処できるよう、主要な手口と断り方を詳しく解説します。

「損はさせない」という甘い言葉での勧誘

相談事例

先日、A社という冠婚葬祭互助会(以下、互助会)が「葬儀サービスの契約をしないか」と自宅に来訪した。

すでにB社の互助会に加入していることを告げると、「B社の互助会を解約したら返戻金を受け取ることができるから、その返戻金で当社と契約しないか」と勧められた。

B社の解約手続きが面倒であることを告げると、「私(A社)があなたの息子を装って、B社の解約手続きをしてあげる。損はさせない」などと強引に迫られた。断り切れず、解約手続きを頼み、A社と契約をしてしまった。

その後、B社の返戻金を受け取ることができなかったので、A社に返戻金の受け取りが遅れている理由を問い合わせたが、納得のいく説明をしてもらえない。

引用:千葉市高齢者等悪質商法被害防止ネットワーク

互助会の勧誘で最も多用される手口が「得する」「損はさせない」という経済的メリットを強調する方法です。勧誘員は互助会加入により葬儀費用を大幅に抑えられることを最大のセールスポイントとして説明してきます。

しかし現在では、ネット葬儀社の台頭により小規模な葬儀が主流となっており、互助会に加入するより一般の葬儀社を利用した方が費用を抑えられるケースが増えています。互助会の費用と一般的な葬儀社の料金を必ず比較検討しましょう。

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執拗で断りにくいしつこい勧誘

今日互助会の勧誘にあいました。営業の方の必死さとしつこさに不信で家計は主人が握ってるので相談します。と帰ってきました。明日電話がかかってきます。

調べるとあまりメリットはないようなので断りたいのですが、何と言えばすんなり身をひいてくださるでしょうか?ご主人はちゃんと分かってくれそうですか?奥さんがいいと思われてるなら頑張って説得してくださいよ!と帰り際もしつこかったです(´;︵;`)

引用:知恵袋

互助会の勧誘は非常にしつこく執拗なことで知られています。勧誘員は厳しいノルマを課せられているため、なんとしてでも加入してもらおうと必死に食い下がってきます。

このような状況では、「検討させていただきます」とだけ伝えて勧誘を終了させることが重要です。その場の雰囲気に流されて安易に加入してしまうと、後々大きな後悔につながる可能性があります。

平均葬儀費用より安くできるという説明

株式会社鎌倉新書による2020年第4回お葬式に関する全国調査によると、葬儀全体でかかった費用の平均は119万1,900円という結果が出ています。

しかし調査機関によっては200万円近い葬儀費用との結果もあり、勧誘員はこの高額な調査結果を提示して「互助会なら安くできる」と勧誘してくることがあります。実際には一般的な葬儀でも60万円程度から実施可能なので、互助会の評判も含めて総合的に判断しましょう。

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積立金で葬儀費用を完全にまかなえるという誤解

「積み立てたお金で葬儀費用が全額まかなえる」という説明で勧誘してくる業者も存在します。これは明らかに誤解を招く説明です。

実際には、積立金だけで葬儀費用を完全にまかなうことはできません。互助会加入者は「会員価格」で利用できるだけであり、ほぼ確実に追加料金が発生します。このような説明を受けた場合は、具体的な追加費用について詳しく確認することが重要です。

親族への配慮を強調した情に訴える勧誘

「残される親族がお金で困らないためにも今から積立しておきましょう」と、家族への愛情に訴えかける勧誘手法もよく使われます。

しかし、互助会に加入して毎月の積立を完納していても、ほとんどの場合で高額な追加料金が必要になります。また、互助会の葬儀は一般的に費用が高額な傾向があるため、結果的に親族が経済的に困ってしまうケースも少なくありません。「自分で計画的に貯金します」とはっきり伝えて断ることをおすすめします。

会員数の多さを根拠にした安心感の演出

勧誘員は「互助会の加入者は日本全国に数百万人います」という統計を示して、多くの人が利用している安心感を演出してきます。確かに互助会の加入者数は全国で約2300万件と言われており、一定の利用実績があります。

しかし、互助会に加入しなくても低価格で質の高い葬儀が可能になった現代では、年々加入者数は減少傾向にあります。「みんなが加入しているから自分も」という発想ではなく、自分の状況に本当に適しているかを冷静に判断することが大切です。

互助会の勧誘を実際に受けた人の生の声

口コミ・評判

互助会の勧誘を実際に体験した方々の率直な感想や体験談を紹介します。リアルな体験談から勧誘の実態を把握し、今後の対策に活用してください。

まとめ:冷静な判断で勧誘に対処しよう

互助会 勧誘手口

互助会の勧誘員は様々な巧みな言葉遣いと魅力的な条件で加入を促してきますが、甘い話には必ず落とし穴があることを忘れてはいけません。勧誘を受けてもその場では絶対に即決せず、互助会の勧誘について十分に調査することが重要です。

互助会の会社情報や実際の利用者の口コミを詳しく調べ、互助会の解約条件なども含めて総合的に検討してから加入の可否を決定しましょう。冷静で慎重な判断が、後悔のない選択につながります。

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  • この記事を書いた人

浅田 尚行

「終活を身近に」を目標に掲げ、ライフエンディングに関するあらゆる疑問や不安を解消し、メリットやデメリットを分かりやすくお伝えすることで、新たな一歩を後押ししています。誰もが安心して未来を考えられるよう、わかりやすさと心に寄り添う情報提供を大切にしています。【資格:終活ガイド資格1級、3級ファイナンシャル・プランニング技能士】

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