
エンディングノートを無料で配布する自治体は、全国で決して珍しくありません。地域の窓口で気軽に受け取れる場合も多いです。
今回は、福岡県でエンディングノートを配布している市区町村を紹介します。福岡県で探す方は参考にしてください。
無料エンディングノートの入手方法
エンディングノートとは?

エンディングノートは、医療や介護、葬儀や相続など、将来の希望を自分の言葉で書き記すためのノートです。思いを整理し、家族へ意向を伝える手段になります。
書き方に決まりはありません。思いついた時に追記し、必要に応じて何度でも書き直し、自分らしい形に整えていきます。
詳しい書き方や活用のコツは、以下の記事で解説しています。初めての方も安心して準備を始められます。
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福岡県でエンディングノートを配布している市区町村一覧
以下に、現在エンディングノートを配布している福岡県内の自治体をまとめました。配布場所や入手方法、ダウンロード可否も確認できるように整理しています。
現在エンディングノートを配布している福岡県の市区町村はこちらです。
福岡県大川市「私のこれからノート」
大川市は「私のこれからノート」を配布しています。介護や医療の希望、財産や連絡先を整理でき、家族や支援者と情報を共有しやすくなります。
入手は市役所や地域包括支援センターで可能です。在庫状況や配布方法は変わることがあるため、事前に窓口へ確認すると安心です。

配布先
- 大川市役所健康課高齢者支援係
- 大川北地域包括支援センター
- 大川東地域包括支援センター
- 大川南地域包括支援センター
- 大川市保健センター
福岡県福岡市「マイエンディングノート」
福岡市は「マイエンディングノート」を用意しています。将来の希望を整理し、家族や担当者に意向を伝えることを目的に、書き込みやすい構成です。
市役所情報プラザや各区役所などで受け取れます。配布場所や部数に限りがある場合もあるため、事前確認のうえ訪れるとスムーズです。

配布先
- 情報プラザ(市役所1階)
- 各区役所(情報コーナー)
- 入部・西部出張所など
福岡県筑紫野市(ダウンロード可能)
筑紫野市は、窓口配布に加えてダウンロード版も用意しています。自宅で印刷して使えるため、時間や距離の制約があっても準備を進めやすいです。
紙で欲しい方は市役所高齢者支援課で受け取れます。内容や在庫は変わることがあるため、事前に公式情報を確認してから出向くと安心です。

配布先
- 市役所高齢者支援課窓口
福岡県田川市(ダウンロード可能)
田川市は、窓口配布とダウンロードの両方に対応しています。自分のペースで書き始めたい方や、家族と共有したい方にも使いやすい仕組みです。
紙冊子は市役所で受け取れます。最新の配布状況やダウンロード先は、市の案内ページを確認するか、直接問い合わせると確実です。

配布先
- 市役所
福岡県久留米市「私の終活ノート」
久留米市は「私の終活ノート」を配布しています。備えたい項目を広く網羅し、家族との話し合いのきっかけづくりにも役立ちます。
市役所や各総合支所、地域包括支援センターで受け取れます。配布場所が多いため、通いやすい窓口を選んで入手しましょう。

配布先
- 久留米市役所 長寿支援課
- 各総合支所 市民福祉課
- 地域包括支援センター 11か所
- 久留米市成年後見センター
福岡県八女市「未来日記(人生100年時代ノート」(ダウンロード可能)
八女市は「未来日記(人生100年時代ノート)」を配布しています。暮らしや健康の記録を整理し、将来に向けた備えを無理なく継続できます。
本庁や各支所で受け取りでき、ダウンロードにも対応します。入手方法は変更になることがあるため、最新情報の確認を忘れずに行ってください。

配布先
- 本庁介護長寿課
- 各支所市民(生活福祉)係
- 各支所地域包括支援センター
- 各地域福祉センター
エンディングノートをもらう方法

エンディングノートの入手方法は、窓口配布と指定場所での配布、公式サイトのダウンロードが中心です。ご自分の生活動線に合う方法を選び、無理なく受け取りましょう。
- 役所の担当窓口でもらう
- 自治体が指定した配布場所でもらう
- 公式サイトからダウンロード
エンディングノートは、お住まいの役所の担当窓口に置いてある場合があります。設置状況は変わるため、事前に問い合わせて確認してください。
指定の配布場所は、地域包括支援センターなど高齢者支援の施設に多いです。また、多くの自治体がダウンロード版も公開しています。
受け取りに細かな条件はほとんどありません。基本的に誰でも受け取れ、身分証の提示も不要な場合が多いです。
ただし、発行部数の都合で対象者を絞ることがあります。対象範囲や在庫は、必ず事前に確認しておくと安心です。
市町村がエンディングノートを作成・配布する理由

自治体がエンディングノートを無料で配布するのは、備えを促し地域課題を減らすためです。主な狙いは、孤独死の抑制と空き家の発生抑止にあります。
配布理由
- 独居老人の孤独死を防ぐため
- 空き家対策
身寄りのない高齢者が亡くなった後の遺品整理や手続きは、市区町村が負担する場合があります。孤独死が増えれば、自治体の負担も比例して増えます。
そこで、備えを進める支援としてノートを配布し、情報共有を促します。結果的に相談や見守りにつながり、負担の軽減に役立ちます。
また、相続人が不在の家は空き家化しやすく、維持や管理に公的負担が発生します。ノートを活用して承継や活用を明確にし、発生を抑える狙いがあります。
まとめ

今回は、福岡県で配布中のエンディングノートを紹介しました。配布場所や方法は更新されるため、訪問前に最新情報を確認して入手してください。
お住まいの地域が未掲載でも、ダウンロード版で入手できる場合があります。まずは使いやすい形から始め、家族と共有して備えを進めましょう。
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