エンディングノートで必要な項目は?書き方の例も紹介!

エンディングノート 書き方

エンディングノートに興味はありつつも「何から書いていいのかわからない」「どんな風に仕上げればいいのか」と疑問をお持ちの方はいらっしゃるかと思います。エンディングノートを書いたことがない方は、何から書けばいいのかわかりませんよね。

そこで今回は、エンディングノートの書き方を項目別に解説。書き方のポイントを紹介しています。参考にしていただき、エンディングノートを作成していただけたら幸いです。

エンディングノートとは?

ポイント

エンディングノート = 自分自身や今後について考えて記録を残しておくノート

エンディングノートとは、自分自身について考えたり介護や葬儀・相続等どうしたいのか今後のことについて考え、記録を残しておくノートです。

書き方に決まりはなく、自分が書きたいことを書けて何度も書き直しできるのが特徴です。

エンディングノートについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

エンディングノートとは
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【書き方例】エンディングノートで書いておきたい項目

エンディングノートで書いておきたい項目を紹介します。

項目はあくまでも一例です。エンディングノートの書き方には決まりはないので、書き方の例を参考に書いてみてください。

  • 自分自身のこと・・・自分自身に関する情報
  • 身の回りのこと・・・契約サービスの個人情報(携帯/公共料金など)
  • 人間関係・・・親族・家族、友人・知人
  • 資産と財産・・・資産・財産、年金・借金、保険
  • 介護と医療・・・病気・薬、延命治療、介護
  • 遺言と相続・・・遺言書、相続
  • 葬儀とお墓・・・葬儀、お墓
  • その他・・・ペット、大切な人へのメッセージ

項目1:自分自身のこと

自分自身に関する個人情報

エンディングノートを書き始める際に一番スラスラ書ける項目である自分自身について。

「自分のことを書く必要ある?」と思うかも知れませんが、当たり前のことですら忘れてしまう時が来るかもしれません。

ご家族が基本的な情報がわからない場合もあるので、細かく書いておきましょう。

名前終活 太郎
生年月日19○○年○○月○○日
血液型A型
住所〒000-0000 ○○県○○市○○町○-○-○ 
本籍地〒000-0000 ○○県○○郡○○○ ○-○ 
携帯番号000-0000-0000
メールアドレスaaa@bbb.com
住民票コード/マイナンバー0000 0000 0000
身分証明書の保管場所パスポート:仏壇の下にある引き出しの中(青い巾着)
運転免許証:財布の中
健康保険証:財布の中
趣味釣り、読書、園芸
特技ゴルフ、そろばん
好きな食べ物お魚料理、豚汁
苦手な食べ物香草、酸味の効いた料理
ポイント

趣味や特技など自分自身について深く掘り下げていくと新しい発見があるかもしれません。

また、介護の際に参考にする場合もあるようなので書ける方はできるだけ書いてみましょう。

項目2:身の回りのこと

契約しているサービスなど

携帯電話や公共料金などご自身で契約しているサービス・利用しているネットショップ等ありましたら、そのことについても明記しておきましょう。

もしものことがあった時に、引き継いだり解約する際に役立ちます。

忘れたときの覚え書きにもなりますので、IDやパスワードも併記しておくといいかもしれません。

契約サービス契約会社支払い方法金融機関名引き落とし日
水道○○水道振込用紙で支払い-月末
ガス○○ガス口座振替○○銀行 ○○支店
口座番号:0000000
毎月27日
電気○○電気クレジットカード○○カード
カード番号:0000 0000 0000 0000
毎月27日
携帯○○モバイルクレジットカード○○カード
カード番号:0000 0000 0000 0000
毎月15日
注意

クレジットカードの番号やキャッシュカードの暗証番号は記入すると目についた人に勝手に引き出されたりする可能性があります。

どうしても書きたい場合は別の紙にまとめておき、あまりひと目のつかないところに保管しておきましょう。

ポイント

インターネットサービスを活用している方は、もしもの時があった時にアカウントを残すのか・退会(削除)してほしいのか書いておくといいでしょう。

項目3:人間関係

自分の周りの親族や家族、親しい友人や知人について書いておきましょう。

もしもの時があった時に、連絡してほしいのかしてほしくないのかを書いておくと家族は助かりますよ。

親族・家族

こちらでは親族の書き方例を紹介しています。

親族の名前続柄生年月日住所電話番号メールアドレス訃報の連絡
終活 麻子19○○年○○月○○日○○県○○市○○区○○○○090-0000-0000aaa@bbb.com有り
終活 俊和19○○年○○月○○日○○県○○市○○区○○○○080-0000-0000不明有り
終活 一恵いとこ19○○年○○月○○日○○県○○市○○区○○○○070-0000-0000ccc@ddd.com無し
ポイント

こちらの連絡表に加えて家系図も作成しておくと相続や葬儀の際に役立つのでおすすめです。

友人・知人

こちらでは親族の書き方例を紹介しています。

友人・知人の名前住所電話番号メールアドレス訃報の連絡
友人 正和○○県○○市○○区○○○○090-0000-0000eee@fff.com有り
友人 房枝○○県○○郡○○○○080-0000-0000ggg@hhh.com無し
友人 和子○○県○○町○○ ○○○○070-0000-0000不明無し
ポイント

この機会にもしもの時、友人の誰に連絡をしてほしいのか、連絡先や現住所が有効なのかを確認しておきましょう。

項目4:資産と財産

資産や財産の事を記入しておくと家族が相続に関する手続きを行う際に役に立ったりするようです。

後で家族が混乱しないように、なるべく正確に書くことがおすすめ。

借金がある方はあまり家族に知られたくないかもしれませんが、亡くなった後もあった場合家族がそれを知らなくて苦労したという声も聞きます。

気持ちもわかりますが、家族のためにも書いてあげましょう。

銀行口座

金融機関名○○銀行口座番号0000000
支店名・店番号○○支店(123)口座の名義終活 太郎
口座の種類普通口座備考貯金用の口座

年金

【公的年金について】
年金の種類国民年金
基礎年金番号0000000
年金手帳の保管場所書斎の棚の中
【私的年金について】
名称iDeCo
種類個人型確定拠出年金
連絡先00-0000-0000

保険

保険会社名○○保険保険の受取人終活 麻子
商品名○○商品連絡先00-0000-0000
契約者名終活 太郎どこに保管しているのかタンスの中

その他の資産

【不動産について】
不動産の種類農地
名義人終活 太郎
土地の所在地〒000-0000 ○○県○○市○○町○-○-○ 
登記簿記載内容権利書に記載
土地の権利書の保管場所タンスの中
【証券口座について】
証券会社名○○証券
商品名○○商品
名義人終活 太郎
口座番号0000000
連絡先00-0000-0000
【借り入れ・ローンについて】
借り入れ先○○銀行返済方法月払い
借り入れ日20○○年○○月○○日完済予定日20○○年○○月○○日
借り入れ金○○円担保があるかないか担保:○○
借り入れ残高○○円連絡先00-0000-0000
【保証債務について(借金の保証人になっている場合)】
保証人になった日20○○年○○月○○日
主債務者借 一郎
債権者貸 次郎
金額○○○○○円
連絡先00-0000-0000

項目5:介護と医療

重病にかかった時や、認知症などで判断能力が低下した場合に介護に関することや持病・常用している薬に関する項目が書いてあると役に立ちます。

延命措置や臓器提供に関することも書いてあると、家族も柔軟に判断しやすくなります。

【介護について】

介護施設の希望○○介護施設
内容~~~
誰に介護内容の方針を決めてほしいか終活 麻子
介護費用について○○銀行から捻出
認知症になったらどうしてほしいか~~~
介護をする人に伝えておきたいこと~~~
財産等の管理を誰にお願いしたいか終活 麻子

【医療について】

常用薬○○薬病名の告知について~~~
持病・アレルギー○○アレルギー延命措置について~~~
かかりつけの病院○○病院重病を患ったら誰が治療方針を決めるか終活 麻子
病院の連絡先00-0000-0000臓器提供・献体登録~~~
ポイント

介護に関することや延命措置に関することはもしもの時に意見が食い違ったりすることのないようによく話し合っておくのがおすすめ。

項目6:遺言と相続

遺言書を書いている場合は、どこに管理しているのか・どんな形式なのかを記載しておきましょう。

【遺言書について】

遺言書の有無有り
作成日時20○○年○○月○○日
作成した専門家の事務所○○事務所
専門家の連絡先00-0000-0000
保管場所タンスの中
ポイント

遺言書に関することは、遺産の分配を決める際の重要な情報となります。しっかりと明記しましょう。

【相続について】

相続に関する項目を記載しても構いませんが、エンディングノートには法的効力はありません

エンディングノートへ記載するのは「家族が参考にするためのもの」と認識したうえで書き込みましょう。

相続に関してちゃんとした形で分配したい場合は必ず遺言書を作成しましょう。

項目7:葬儀とお墓

お葬式の希望や菩提寺について書いてみましょう。また、遺影に使用してほしい写真や誰を呼んでほしいのかなど、細かいことまで書いておくとより良いです。

突然の不幸で、葬儀社に言われるがまま葬儀を行ってしまい後悔される方が後を絶ちません。エンディングノートに葬儀に関する希望が書いてあると、家族もスムーズに段取りができると思います。

【葬儀について】

葬儀の希望家族葬
どのくらい人を呼びたいか20人
宗教について無宗教(仏式の方は菩提寺の名前や連絡先、宗派)
遺影に使ってほしい写真運転免許証
どこで葬儀を行いたいか○○斎場
喪主をつとめて欲しい人終活 俊和
葬儀の予算について50万円以内
葬儀費用の捻出方法○○銀行から捻出
棺に入れてほしいもの~~~
葬儀に呼んでほしい人○○さん、○○さん
ポイント

葬儀の内容については、家族のみで行ってほしいという希望や、費用に関する事などを記入します。

【お墓について】

納骨方法について埋葬
寺院名・霊園名と所在地○○霊園 〒000-0000 ○○県○○市○○町○-○-○  
お墓を継承して欲しい人終活 俊和
連絡先00-0000-0000
お墓・供養の費用の捻出方法○○銀行から捻出

項目8:その他

その他の項目はすべての人が当てはまるわけではありませんので、必要な方のみ参考にしてください。

【ペット】

ペットを飼っている方は自分自身が亡くなった後、ペットをどうして欲しいのか記載しましょう。

家族が引き続き面倒を見る場合に情報があると助かります。

名前サリー
種類ラブラドールレトリバー
性別・年齢メス・12歳(20○○年時点)
かかりつけの病院○○病院
好きな食べ物○○のドッグフード
好きなことお散歩
誰に面倒を見てほしいか終活 一恵

【大切な方へ向けたメッセージ】

普段相手に伝えられない事や感謝の気持ちをメッセージとして書いてみましょう。

晴子へ (妻)
~~~~~
たまちゃんへ (孫娘)
~~~~~
隆太へ (息子)
~~~~~
ポイント

ここでは、ネガティブなメッセージは書かないということ。普段どおりの言葉掛けのように書いてみるといいでしょう。

エンディングノートの書き方のポイント

いざ、エンディングノートを書いてみようとしても「何から書いていいのかわからない」「なかなか筆が進まない」という方もいらっしゃるかと思います。

そこで、エンディングノートを書く時に押さえておきたいポイントを5つ紹介。ポイントを押さえておけばスムーズに書き進められるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 書ける項目から始める
  • 完成させなくても大丈夫
  • わからなかったら家族と相談してみる
  • 誰が見てもわかりやすいように
  • エンディングノートは何冊も作らない

ポイント1:書ける項目から始める

エンディングノートをスムーズに書く一番のポイントは、「書ける項目から始める」ということです。

順番に埋めていこうとすると、聞いたり調べたりしないとわからないことやよく考えてみないと書けない項目もあり、進まなくなってしまいます。

まずは、自分自身に関することなど書きやすい項目から書いてみましょう。

わからない項目は空白のままで大丈夫です。仕上げなくてはいけない期限もありません。時間がある時に書いていきましょう。

ポイント2:完成させなくても大丈夫

エンディングノートは一気に完成させなくても問題ありません。よく考えないと書けない項目はありますし、そもそも必要のない項目もあるでしょう。

また、エンディングノートは時間をかけて作成していくものです。

書いている間に周りの状況や自分自身の考えも変わります。特に若い方がエンディングノートを作成する場合は数年~数十年経過してから書けるようになる項目が出てくることも。

全ての項目が埋まっていなくても、いくつかの項目に書き込みがあるだけで家族は助かるでしょう。

ポイント3:わからなかったら家族と相談してみる

どんな情報が家族にとって役に立つのかわからない・何から書けばいいのかわからないという方は思い切って家族に相談してみるのもいいかと思います。

家族の意見を取り入れつつ作成するのは、一人で作成するよりやりやすいでしょう。

また、家族がどんな情報を必要としているのかわかればどんな項目に書き込めばいいのか把握できるのでおすすめです。

ポイント4:誰が見てもわかりやすいように

家族と相談しなから書きつつ、わかりやすく書くことも意識してみましょう。

これは家族が見た時に「これ何のことについて書いてあるの?」という事を防ぐためです。

家族が疑問や混乱を招かないためにもわかりやすさを心がけて書きましょう。

ポイント5:エンディングノートは何冊も作らない

エンディングノートは1冊のみに絞りましょう。

何冊もあると、家族が混乱する原因になります。自分自身も「何をどこまで書いたかな?」となってしまうことも。

自分が書きやすいと思った一冊を決めて書いてみましょう。

まとめ

はじめに申し上げたように、エンディングノートに書き方の決まりはありません。

形式や完璧に書くことに重点をおくのではなく、まずは自分が書きやすい項目・書いてみたい項目から始めてみてください。

この記事を参考に素敵な一冊を作成していただければ幸いです。

-終活

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